TPOとはどういう意味？わかりやすく教えます！

よく「TPOをわきまえて」という風にファッションやメイクなどの外見や行動を指摘することがありますが、このTPOとは何の略なのか本当の意味を知っているでしょうか。

誰がどんな目的で使い始めたのか、その人物を調べていくと思わぬことがわかりました。

イマイチよくわからなかった「TPO」をわかりやすくご説明いたします！

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TPOとは何の略？わかりやすく説明して！

「TPOをわきまえて」

この言葉の意味は何となく知っているものの、何の略なのかまではご存知ないのではないでしょうか。

このTPOとは、

1. Time（時間）
2. Place（場所）
3. Occasion（場合）

この3つの頭文字を取って「TPO」となっています。

時間と場所と場合、この3つを合わせて考えると、「時と場所に合わせた」という意味があるように感じますよね。

空気を読むというか、周りに合わせることが大事という意味にも捉えられます。

このTPOをシーン別にわかりやすく説明するとこのようになります。

お得意先への訪問

かしこまったお得意先やビジネスシーンであればフォーマルなファッションやスーツを着用します。

バッグについてもリュックサックはNG。

ビジネスマンならA4サイズのカバンを持つことが大切です、

パーティやレストランにて

パーティの招待を受けたらドレスコードを確認します。

カジュアルと言われたとしてもジーパンはNG。

また、高級レストランにはジャケットやネクタイが必要です。

公共の場

バスや電車に乗る際には携帯電話はマナーモードにします。

電話が鳴ったから大声で話し出す、この行動は周りに大きな迷惑をかけてしまいます。

TPOとは？由来と使い方をわかりやすくご紹介

「TPO」とはファッションだけではなく、行動なども含めた意味を持っています。

わかりやすく言えば、その場に合った服装と行動を持つことが大人のたしなみ、こんな感じです。

このTPOの由来について調べてみました。

TPOの由来

この言葉はファッション業界が提案したものであり、ファッションの使い分けが上手くできない日本人に向けたものだそうです。

英語のように感じますが完全なる和製英語なので、外国の人に言っても通じません。

このTPOが提唱されたのは1963年ごろ、ちょうど東京オリンピックが開催される前年にあたります。

外国客を多く招くにあたって恥ずかしくないマナーを広めようという行動が見られます。

TPOの起源とは？もっとわかりやすく！

この「TPO」という言葉を広めた人物が実は誰なのかわかっています。

それはファッションブランド「VAN」の創業者である石津謙介氏なんです。

この方は戦後の日本にブレザーとボタンダウンシャツを広めた第一人者。

新しいファッションは当時の若者に大きな影響を与えました。

石津氏は「TPO」だけではなく、ほかのファッション用語も実は提唱しています。

「カジュアル」

「Tシャツ」

「トレーナー」

「ステンカラーコート」

当たり前のように使われているこの言葉は石津氏が発祥なんだそうです。驚きですね。

TPOとはどういう意味なのかわかりやすく説明すると、やはり大人としてのたしなみと言うのが1番最適のように思います。

ファッションだけではなく、それに伴った行動ができることを石津氏は望んでいるのではないでしょうか。

本当の個性はTPOを守った上で発揮される

もし会社説明会に「服装は自由」と書かれていたら何を着て行きますか？

自由と言われてば普段着でもいいのかと思いますよね。

しかしそこは会社説明会。

Tシャツにジーパンで行くことはやはり相応しくないと感じるでしょう。

この「相応しくない」と思うことこそ、TPOができる人です。

本当は「自由」はない

本当の意味で「自由」というものは実は存在しないのではないか、大人になるにつれてそう感じることはないでしょうか。

普段は個性的なファッションを好む人でも、会社説明会にはやはりスーツを着用しますよね。

ルールとマナーを守った上で「個性」が生まれる

ある程度のルールとマナーを守った服装と行動を踏まえて、少しの個性をプラスするのが大人になることではないか、そう感じるかと思います。

その場に合わせられる人こそ「オシャレ」であり、その人なりの「個性」も発揮されていきます。

周りを意識することがやはり大切ですね。

職場でのTPO「ファッションで立場を表現する」

ビジネスシーンでのTPOは実につまらないものと感じるかも知れません。

毎日同じようなスーツを身にまとい、真面目な服装をすることが大人だと感じている人は多いかと思います。

しかし、ビジネスにおけるファッションは実に重要です。

ファッションで立場を表現する

人の前に立つ人こそファッションに気を使うべきです。

自分に合うベースの色をしっかりと把握し、サイズや質に胃を使うだけで見違えるように変わります。

女性であればコサージュなどで華やかさを加えたり、メイクにも気を使いましょう。

派手なものがいいという意味ではなく、ベーシックでも自分にぴったりの装いを目指すことが大切です。

どんな人に会って何をするのか、それに合ったコーディネートができるようになるとビジネスシーンも楽しくなります。