賃貸住宅の壁紙に傷・・・退去の時はどうすればいいのか

どんなに気を付けて生活していてもちょっとしたことで壁紙に傷がついてしまうというのはよくあることです。

自分の持ち家であればそこまで気にならないのですが、賃貸だと退去するときに費用請求されることもあります。

ほんのちょっとの傷でも請求されるのでしょうか。

気になるところ調べました。

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賃貸住宅を退去するときに壁紙の傷が気になる

長く住んでいればそれだけ住居に傷は増えていってしまいます。

壁紙が破れていたりフローリングに傷がついていたりするのは当たり前のことです。

ただし引っ越すとなるとあまり大きな傷などがあると請求されることもあるので気になってしまいますよね。
出来ることなら自分で直したいと思うのですが、それでも費用がかかってしまいます。

一体どれくらいの傷だと請求されるのでしょうか。

賃貸住宅の壁紙の傷の負担金は入居時の状態にもよる

賃貸住宅を引っ越すときに壁紙などに傷があると自分がどれくらい負担しなければならないのかと気になりますよね。

もちろん気付かないほどの傷であれば負担することはないでしょうが、間違って壁紙を破ってしまった！という場合は負担することになるでしょう。

たとえば2，3年誰も住んでいなかったところに入居して、1年住み引っ越す時に破ってしまった壁紙を新しくするのに10万円かかったとします。

この時負担しなければならない金額は約3万5千円となります。

2，3年前に壁紙を10万円かけて貼り替えていたとしても新品ではない状態なので入居した時点で壁紙の価値が50％になってしまうのです。

さらに1年経っているので壁紙は約35％まで価値が下がっています。

しかし注意しなければならないことがあり、自分が入居する際にオーナーが10万円かけて新品の壁紙に張り替えてくれていたとします。

そうなると壁紙の価値は100％となってしまうので、この場合、1年住んで引っ越す時に壁紙が破れ修復に10万円かかったとしたら負担する金額は約5万円になってしまいます。

3万5千円と5万円では大きく違いますよね。大事なのは入るときに壁紙などが新品だったのか年数の経った物なのかという事になるので、入居するときはそういったことも確認しておきましょう。

賃貸住宅の壁紙　傷ではない日焼けはどうなる？

日当たりによっても変わってきますが、壁紙が日焼けしてしまって一部色が変わってしまったということはありませんか？

自然になってしまったのでどうすることもできません。

こういった自然消耗の場合はオーナーの負担となるので心配しなくてもいいでしょう。

また引っ越しの時に冷蔵庫を動かして気付く冷蔵庫焼け、黒ずみ・・・引っ越し当日なのでかなり焦ってしまうかもしれませんが

この冷蔵庫焼けに関しても基本的に負担することはありません。

しかし冷蔵庫の置き方が明らかに悪かったり、冷蔵庫の調子が悪かったりして通常とは違う汚れなどの場合は請求される事もあるようです。

賃貸住宅の傷や汚れで費用請求されるものは？

どんなに気を付けてもフローリングや壁に傷が付いてしまったり、汚れたりはしてしまいます。

また窓や障子も日常的に開けたり閉めたりするので、桟も摩耗してくるでしょう。

こういった日常生活による小さな傷や汚れに関しては退去の時に費用を請求されることはありません。

ではどういったものだと請求されてしまうのでしょうか。

壁紙が大きく破れていたり、柱に大きな傷をつけてしまったり、大型家具などを置いたことによる床のヘコみといった

大きな傷などに関しては請求されるでしょう。

またタバコを吸うので壁紙の色がかなり変わってしまっていたり、臭いが取れないという場合も請求される可能性は高いでしょう。

同じようにペットを飼っていて臭いが取れない場合も請求されるかもしれません。

大きな穴であっても請求されない物があります。それはエアコンを取り付けるための穴です。

これで安心してエアコンを取り付けることができますね。

基本的に請求されるもの・されないものの違いはこういった感じになりますが、オーナーによって変わってくるものもあります。

たとえば壁やドア、柱を破壊してしまったという時に自分で修繕しておこうと思うかもしれません。

その修繕した物について請求されてしまうこともあるんです。ですので賃貸であれば勝手に修繕する前にオーナーさんに相談しておく方がいいでしょう。

相談しておくことで印象もよくなりますし、どういった修繕の仕方であれば良いのかなどを教えてくれるかもしれません。

判断として難しい物といえば壁の穴です。

壁に穴を開けるということは破壊行為になるので本来であれば請求されるところです。

しかしカレンダーや時計は生活に必要ですし、壁に掛けるために穴を開ける人も多いと思います。

こういった画鋲ほどの穴であれば請求しない、木ネジなどを打ち込んでしまっている場合は請求するという考えのところが多いようですね。

ホームセンターに行けば画鋲よりも細いピンが売っていて、きちんと引き抜けば跡が残らないんだとか。

また最近では穴を開けない、壁に跡を残さないといったフックもいろいろなタイプの物があるのでそれを使うのもおすすめです。

賃貸住宅を退去したけれど修繕費用に納得いかない

無事に引っ越しも済み、退去の時には何も言われなかったしと安心していたら敷金から修繕費が引かれていた何でいうことがあります。

納得できませんよね。

こういった場合はオーナーか不動産会社に直接問い合わせてみましょう。

納得できないからといって感情的に話さないように気を付け、まずは相手の言い分を聞いて下さい。

聞いた上で納得できるのであれば支払い、納得できないようであれば話し合いを続けましょう。

どうしても話し合いで決まらないのであれば敷金返還請求の内容証明郵便を送り支払いを請求するか、少額訴訟を起こすという方法があります。

敷金返還請求の内容証明郵便って何でしょうか。これは郵便局が内容を証明してくれるという郵便になり、訴状などを送付するときに使用することができます。

少額訴訟であれば訴状を出してから1～2ヶ月後に心理があり、判決も1回で出るので敷金を早期に取り戻す事ができます。