アパートを退去するときの掃除をしたくない場合

住んでいたアパートを退去するならきれいに掃除をして引き渡すのが一般的なことです。

掃除をしないまま退去をしてはいけないのでしょうか？

敷金が返ってこなくなるって本当なのか、賃貸アパートと敷金の返還金について調べてみました。

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アパートを退去するときの掃除は手抜きをしてもいい？

借りていたアパートを退去して引っ越すときには、退去日までに掃除をしますよね。

この掃除はどの程度まで行うべきでしょうか。

正直なところ掃除をするのは面倒だし、退去をしたあとはプロのクリーニング業者が掃除を行うのであれば手抜きをしたいところ。

見える部分だけの掃除でも実は大丈夫なのかを知りたいですよね。

あだ、手抜きをしたことで退去費用にも関わってくるものでしょうか。

最初に支払った敷金の返金に差があるものなら、しっかり掃除をしようと思いますよね。

不動産会社はどのような基準で敷金の返金の計算を行っているのかどうか、このような点を踏まえて調べてみましょう。

うっかり損をしないためにも、退去時の掃除についてぜひ参考にしてみてください。

アパートを退去するなら徹底的に掃除をする！

退去前の掃除を手抜きをしてしまうと敷金の返金額に影響をします。

それならしっかりと掃除を行っていくべきですね。

退去前に行うべき掃除のポイントをご紹介していきます。

・床や畳

フローリングの場合ならまずよく掃除機をかけます。

このとき溝の間もしっかりと吸い込みましょう。

そのあとに拭き掃除を行います。

畳も同じ要領で行いますが、汚れが付着している場合はお湯で絞った雑巾でよく拭き取ります。

・窓ガラス

濡らした新聞紙で拭くとスッキリ汚れが落ちます。

・壁や天井

あらかじめよく掃除機でほこりを吸い取っておきます。

汚れが目立つ場合には薄めた中性洗剤を使って落とします。

ただし、素材によっては変色したり痛むことがあるのでよく注意をしましょう。

・浴室

石鹸カスや水垢をお風呂用洗剤を使って落とします。

サビも漂白剤などを使ってよく落としましょう。

・トイレ

便器だけでなく、床や壁の掃除もしっかりと行います。

できる限り現状に戻して引き渡すことが鉄則です。

掃除をしないままアパートを退去したらどうなる？

掃除が嫌いな人にとっては退去前の掃除は苦痛なものとなるでしょう。

だからと言って掃除をしないまま退去をするとどうなるのでしょうか。

それは、追加でクリーニング代を請求される可能性があります。

その状態にもよりますが、原状回復ができない部分があればその補修工事も行わなければなりません。

その代金も請求されることになり、敷金の返金どころかマイナスになってしまいます。

もう使わない部屋だからと言って掃除をしないまま引き渡すことはやってはいけません。

賃貸を利用する人のマナーとして、次の人のためにきれいな状態で退去をしましょう。

自分が住みたい物件を想像をしてみればよくわかると思います。

汚い物件に住みたくなければそのような行為はせず、しっかりと掃除をしましょう。

掃除をすることで返還金も増える可能性もあります。

返還金がプラスになる掃除のポイント

退去時の掃除をするときに掃除しにくいポイントがあります。

・台所の油汚れ

・ガスコンロ

・換気扇

・水回りの汚れやカビ

とくに汚れやすく原状回復が難しいポイントとなっています。

掃除をするのはなかなか大変なことですが、ここをきれいにすることで返還金がプラスになる可能性があります。

逆に、汚れたまま放っておくとクリーニング代を請求されてしまいます。

原状回復を行わなくてもよい状態で引き渡すことが費用の軽減をさせるポイントです。

いかに敷金を取り戻すかを考えてみれば、掃除も苦痛ではなくなるはずです。

退去時の返還金についてと悪質業者

一般的な不動産会社が退去時に敷金の返金額を計算する内容はこのような計算になります。

敷金-クリーニング代＝返還金

入居したときとどのくらい変わったかを考えてみて、変化が大きく感じる場合は返還金が少ないかないと考えた方がいいです。

原状回復の工事が必要かどうかや掃除がどの程度必要かどうかで金額が変わるでしょう。

最近では入居するときに退去時のクリーニング代を支払っておくケースも多く、入居者が必ず負担をするという傾向にあるようです。

・ちょっとした傷に注意！

生活をしているとどうしても不注意で傷をつけてしまうことがあります。

たとえば、家具を移動をしているときに傷をつけてしまうことがあります。

傷の程度によっては原状回復の費用を請求されてしまうので、賃貸に住む場合にはその点を注意して暮らしましょう。

退去時には大家さんが立ち会ってチェックを行います。

このときに、たいしたことのない傷やもともとあった傷について多額な費用を請求をする悪質な不動産会社もあります。

納得ができない場合には「国民生活センター」へ相談しましょう。

また最近では立ち合いに大家さんの代理として仲介業者が来る場合があるようです。

この業者は「仲介マージン」を狙い、多額のリフォーム代を請求することがあります。

これについては大家さんや不動産会社にしっかりと確認を取る必要があります。

いずれにせよおかしな契約にはサインをせず、すぐに相談をしましょう。