顔から黄色い汁が出るその原因は「ステロイド」かも。対処法、教えます！

皮膚から黄色い汁が出るような症状が出ると、想像を絶する症状に悩まされます。

顔だけではなく、体や頭皮から出る黄色い汁の原因を探ってみると、あることにたどり着きます。

とくにアトピー性皮膚炎をお持ちの方や過去に治療をしていた方は、当てはまることがあるかもしれません。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

顔から黄色い汁のようなものが出る！？この原因とは？

顔から黄色い汁のようなものが出るとちょっとびっくりしてしまいますよね。

黄色い汁と言われてもよく分からないかも知れませんが、黄色い透明な膿のような汁のことです。

これが出たあとにかさぶたになることもあり、痒みを伴うことも多いです。

今までなったことなどなかったのに、ある日突然起きてしまう場合もあります。

ある男性は仕事の関係でマスクを着用するようになりました。

しばらくするとほっぺの一部から黄色い汁が出るようになり、その後ほっぺ全体から出るようになってしまいました。

非常に痒くかさぶたになってしまうのも辛いとのこと。

その後マスクを着用することは無くなっても症状は続いていました。

ただこの男性、過去に皮膚炎を治すためにステロイド剤を使っていました。

これが何か関係しているのでしょうか？

顔や体から出る黄色い汁の正体は「ステロイド剤」では？

顔や体から出る黄色い汁の正体は雑菌が混ざった体液だと言われています。

皮膚に何らかの原因が起こり回復しようとするために出しているものだと思われますが、ステロイドをやめた時によく起きる症状です。

ステロイド剤を使う人の中にはアトピー性皮膚炎の方が多いと思いますが、症状を抑えるために使い続けると薬をやめた時に反動が起きてしまいます。

これを「脱ステロイド」などと呼んだりしますが、ステロイド剤を突然やめると激しい痒みに襲われることがあります。

その時に皮膚の表面に汁のような液体が出ることがあります。

最初は透明な液体だったのが徐々に黄色いものに変わることもあり、匂いも伴うことがあります。

そのままステロイド剤を使わずに別の治療を行い、体内からステロイド剤が抜けたと感じたときに黄色い汁も治まったという証言も見られることからやはりステロイド剤が原因だったのでは？という答えにたどり着きます。

皮膚科医にも「ステロイド剤による副作用」だと言われることも多いようなので、黄色い汁の正体ははっきりとはわからないものの、薬によるものだと言えるでしょう。

強い匂いがする原因は雑菌が混じっているからだと言えます。

顔から黄色い汁が出るのは治癒をしている証拠

・黄色い汁は回復の兆し

顔や体から黄色い汁が出るのは皮膚が回復しようと出すものであり、それを止めてしまうことは治癒を遅らせることになります。

アトピー治療をしている方はステロイド剤を使うこともありますが、脱ステロイドを行ったときに副作用としてこのような汁が出ます。

この汁が出ている状態はとてもつらいものですが、出し切ってしまうことが早期回復への近道です。

これをアトピー汁と呼ぶこともありますが、強い痒みや腫れが伴うためじっとしていることもままならないでしょう。

その人によって症状に違いがあり、乾燥してひび割れた傷から汁が出る場合、赤く腫れた皮膚から汁が出る場合、痒い水疱が破れて汁が出る場合があります。

最初の2つの症状は脱ステロイドでよく見られる症状であり、3つ目は手指に見られる「汗疱」や「主婦湿疹」によるものが多いです。

・脱ステロイドを行うと出る黄色い汁

ステロイドを止めると反動として黄色い汁が出ます。

きつい匂いがするのでとてもつらいですが人間の正常な免疫反応だと思い経過を見ましょう。

一見悪化したように見えますが、早くて1ヶ月長くて半年以上経過を見ていくと黄色い汁は止まります。

汁が止まると肌の乾燥が始まります。

黄色い汁が出る「脂漏性皮膚炎」

今までアトピー症状もなかった人が突然顔から黄色い汁が出る場合は注意をしましょう。

これは「脂漏性皮膚炎」の可能性があります。

もし黄色い汁が濁っている場合は菌が混じった膿でしょう。

黄色いリンパ液が出ていることもありますが、膿んでいる場合は真菌や黄色ブドウ球菌が繁殖している可能性があります。

この場合はとびひのように移ってしまうので要注意。

家族と同じタオルなどを使ってしまわずに別に分けて使うように気を付けましょう。

そして病院を受診して薬を処方してもらい早めに治療を行うべきです。

菌の繁殖が見られる場合ならステロイド剤や抗ヒスタミン剤を処方してもらえます。

黄色い汁が出るというのは重症であり、脂漏性皮膚炎は早めに治療に取り掛かり完治させないと長期的に続いてしまうことがあります。

頭皮から汁が出る症状がある時はシャンプーの見直しをする

顔や体から黄色い汁が出ているとつらくて仕方がないのでつい強い薬に頼りたくなるものです。

もしアトピーが原因で脱ステロイドを行ったばかりであれば、完治を目指すためには汁を出し切ることが肝心です。

つらい時期を乗り越えると回復を目指せます。

シャワーで汁を洗い流し石鹸は使わずに様子を見ましょう。

・頭皮に脂漏性湿疹が出来た時

この症状も黄色い汁が出てしまい痒みを伴うためにつらいものです。

この場合は脂漏性湿疹用のシャンプーを使いましょう。

こういったシャンプーはアトピーや敏感肌の人にも有効です。

また市販のシャンプーを使い続けている方はその成分が肌に残るということをご存知でしょうか。

シャンプーが原因で皮膚炎を起こしているということもあるのでいま一度確認をしてみましょう。